【解決事例16】両親が離婚した後、母親に引き取られ、交流のなかった父親が他界した、その後、妻子のいない父親の兄弟の相続が発生し、交流のない叔父との間で、遺産分割を成立させた事例

[依頼背景]

交流のなかった父の兄弟の代理人弁護士から、突然、相談者の元に遺産分割協議書が送られてきました。その遺産分割協議書には、遺産の全容は記載がなく代償金として一定額を支払う、という内容が記載されておりました。

交流のなかった父の兄弟に対して、不信感を抱いた相談者様が、複数の法律事務所に相談した結果、当事務所にご依頼いただきました。

 

[弁護士の関わり]

遺産の全容が、送付されてきた遺産分割協議書には記載がなかったため、まずは相手の弁護士から、遺産に関する資料を取り寄せるところから始めました。一方で、相手からは、被相続人の将来にわたる供養の費用の負担を求められていました。

依頼者様には、供養費用に応じる義務はないものの、紛争の長期化は望んでいなかったために、法定相続分の分割を前提に、見込まれる供養費用の2分の1に範囲で、共通経費として、控除することに応じることにして、遺産分割調停を成立させました。

[担当弁護士の所感、事件解決のポイント]

当初の相手からの通知内容が一方的なものでしたが、当事務所では、「法定相続分を前提とした分割以外は、応じられない」、との強い姿勢を示したことで、相手も法定相続分を前提とした分割に応じることになりました。

双方から、寄与分や特別受益の主張がなかったことから、相談者側で、一部、相手の希望にじる譲歩を示したことで、2回の期日で、早期に調停を成立させることに成功しました。

 

当事務所によくお問い合わせいただく相談内容

この記事の監修者について

アイリス仙台法律事務所 代表弁護士 関野純 (仙台弁護士会所属 登録番号35409号)  

専門分野

相続遺言、交通事故

経歴

秋田県出身。千葉大学卒。2005年に司法試験に合格。司法修習を経て、2007年に仙台弁護士会の弁護士に登録。仙台市内の法律事務所に勤務後、2011年に事務所(現・アイリス仙台法律事務所)を開設。直後に東日本大震災が発生し、事務所は一時休業になるも、再開後は被災者の再建支援、相続問題や不動産の賃貸借トラブルを多く依頼される。 現在は弁護士2名、スタッフ3名の事務所の代表弁護士として活動している。また、仙台市内で相続問題や家族信託に関するセミナーの開催や相談会の開催など、地域の高齢者問題に積極的に取り組む。
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