相続の基礎知識
相続は、多くの方が初めて経験される問題だと思います。
相続とは
相続とは、亡くなった方(被相続人)の財産・負債、権利・義務などの法律的な関係が、亡くなった方との間に一定の身分関係がある人(相続人)に移ることです。
遺言書がない場合、法律で決められているルールに従って相続人が決まります。
これを法定相続人といいます。
相続が発生すると何をすればいいの?
相続が発生すると、葬儀、法要、お香典返し、納骨、挨拶状作成だけでなく、相続手続きや遺産分割なども行わなければいけません。
実際に、相続が発生し、遺産分割や相続手続きを進めるにあたっては、
・誰が相続人なのか?
・財産がどれだけあるのか?
・遺言は残されているか?
・財産をどのように分けるか?
・相続税は発生するのか?
・名義変更の手続きはどうするのか?
を調べる必要があります。
1つの間違いがあればすべてやり直しになってしまうこともあります。
まずは相続が発生した後、どのような手続きをいつまでに行う必要があるのか把握する方が良いでしょう。
相続をしないこともできる
「相続をしない」という選択肢もあります。
これを相続放棄といいますが、期限内に手続きを行うことで遺産を相続しないこともできるのです。
相続放棄は、プラスの遺産(預貯金、不動産など)よりもマイナスの財産(借金、連帯債務)などが多い時などに行われることがあります。
相続に慣れている方はいません。ご不明点がある場合や、トラブルが想定される場合、個別の問題については、相続に詳しい専門家である弁護士にご相談ください。

当事務所によくお問い合わせいただく相談内容
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この記事の監修者について

専門分野
相続遺言、交通事故経歴
秋田県出身。千葉大学卒。2005年に司法試験に合格。司法修習を経て、2007年に仙台弁護士会の弁護士に登録。仙台市内の法律事務所に勤務後、2011年に事務所(現・アイリス仙台法律事務所)を開設。直後に東日本大震災が発生し、事務所は一時休業になるも、再開後は被災者の再建支援、相続問題や不動産の賃貸借トラブルを多く依頼される。 現在は弁護士2名、スタッフ3名の事務所の代表弁護士として活動している。また、仙台市内で相続問題や家族信託に関するセミナーの開催や相談会の開催など、地域の高齢者問題に積極的に取り組む。
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